【楽天】戦力分析【先発篇】
楽天の戦力をポジションごとに解説していきます。
今回は「先発篇」です。
昨年度は中継ぎ陣がシーズン中盤から崩壊し、勝ち試合を逆転されるケースが目立ちました。
また、エース則本が5勝にとどまるなど先発陣が踏ん張り切れなかった印象もありま
す。
では、今シーズンはどうでしょうか。
2021年の楽天に田中将大が帰ってきた!
まず、昨年と比較して今シーズン最大の変化はメジャーリーガ―田中将大の楽天復帰でしょう。

田中は2013年に24勝無敗の伝説を作ると、海を越えて大リーグへ挑戦。名門ヤンキースで6年連続二桁勝利を記録しました。
コロナの影響もあり2021年シーズン、そんな現役バリバリのメジャーリーガーの楽天復帰が決定しました。
故野村克也氏に「マー君神の子・不思議な子」と言われた田中が震災から10年目の今年、また東北の地でプレーすることに何か不思議な縁を感じざるを得ません。
2013年のような無敗を望むことは現実的ではありませんが、エース対決できっちり10~15勝を挙げてくれればリーグ優勝に大きく近づくことは間違いありません。
復活のエース則本昂大
楽天が優勝した2013年には15勝をマークし新人王を獲得。

その後も2014年から2018年の5年連続で最多奪三振のタイトルを獲得した熱投型右腕が、2019、2020シーズン共に5勝と鳴りを潜めています。
怪我から復帰した昨年は、負担を減らすためにワインドアップからセットポジションに変更するなど試行錯誤を続けました。
しかし、結果には繋がらずエース対決を落とし続けることになります。
また、感情が顔に出やすく、試合中にベンチで手の甲を怪我するなどリスク管理にも問題の見られる1年でした。
しかし、2021年シーズンは再びワインドアップに戻すことを明言しており、石井監督からもメンタル面での指導を受けていることから、再び飛躍する事が期待されています。
何より、田中の楽天復帰によってエース対決を避けることが出来れば勝ち数も伸びるのではないでしょうか。
岸・涌井のベテラン陣
また、田中・則本と並んで4本柱と呼ばれるのが、岸と涌井です。

昨年度岸は怪我に苦しみながらも後半戦では好投を見せ、7勝0敗をマーク。
涌井は開幕から連勝を重ね11勝。最多勝にも輝いています。
ソフトバンク戦では9回途中まで無安打に抑えるなど、ノーノ―未遂の好投もありました。
来期にも期待がかかります。
新戦力左腕・早川隆久
先発4本柱に加えて注目されるのが新戦力の存在です。

最速155キロを誇る左腕・早川がプロの打者を相手にどれだけ勝ち星を重ねられるか見ものです。
しなやかな腕の振りから繰り出される直球と変化球のコンビネーションは、六大学リーグでは向かうところ敵なしで、奪三振率は驚異の14.47を記録しました。
その完成度の高さから首脳陣の評価も高く、プロでも1年目からのローテーション入りが期待されます。
あなたのフォロワーが勝ち投手に・瀧中瞭太
2021年新たにブレイクを期待されているのが瀧中です。

瀧中は2020年ルーキーとして8試合に登板すると防御率3.40で2勝を収めています。
シリーズ中盤、先発陣にできた穴を埋めたのが瀧中です。
勝ち星にこそ恵まれなかったものの、先発としての役割を果たしました。
瀧中の最大の特徴は球の伸びにあります。
球速以上に伸びのある球は、最速が150キロ台前半でありながらプロの打者を詰まらせるほどです。
その結果、45イニングに登板しながら被本塁打は1本のみです。
開幕ローテに食い込むことが出来れば二けた勝利も期待できるのではないでしょうか。
また、瀧中は自身のTwitterでフォローバック率100%を目標としていることから、あなたのフォロワーが勝ち投手になるかもしれません。
終わりに
今回は楽天の戦力分析と題して、先発投手を見てきました。
先発四本柱に加え、新戦力の活躍に期待がかかります。
当記事では紹介しきれませんでしたが、辛島や弓削など左の先発投手にも期待です。
楽天の日本一を東北のファン全員が期待しています!