紅白戦で頭角を現した期待のルーキー
ドラフト指名の日本人では史上最長身。

日本人プロ野球選手ではジャイアント馬場選手以来となる、身長2メートル超えの巨人ドラフト5位ルーキーの秋広優人内野手に今回はスポットライトを充てさせていただきます!
秋広優人内野手紅白戦で7打数5安打と大暴れ
先日行われた紅白戦の2試合で7打数5安打、打率7割1分4厘と自身の打撃センスを首脳陣、そして我々ファンに見せつけました。
ルーキーにとっては上々のスタートをきったと言っても過言ではないでしょう。
秋広選手の左打ちでの構え方や打撃フォームからはアメリカ大リーグに所属する大谷翔平選手を彷彿とさせ、まるでドラフト1位かと思うようなスター性を感じます。
実際に原監督も
「トータル7の5だよ。内容も良いしね。いや~やっぱり想像を絶する彼流だよね。もうね、いないでしょ、だって。大谷君より身長大きいぜ。しかもまだ2メートルの身長が伸びてるっつうんだよ。レントゲンで見るとまだ伸びる余地があるらしいな」
と大谷翔平選手を比較対象として取り上げ、秋広選手へ大きな期待を寄せていました。
実際に秋広選手の打席を目の当たりにして彼の器用さをとても感じることができました。
ボールに対して軌道を変えられるバットコントロールが見事です。
引っ張っても良いし、流し打ちも上手いです。
秋広選手はコースに逆らわずコンパクトにスイングすることができていました。
それもそのはず、秋広選手は高校時代の家庭科の成績は5段階中の4と好成績で、縫い針を自在に操ることのできる手さばきを持っていたのです。
巨人OBでデイリースポーツ評論家の関本四十四氏も
「独特なミート力を持っている。しっかりと球を引きつけることができるし、バットコントロールもいい。三振しないタイプに見えた。」
と評価し
「まだ細いが1,2年ファームで鍛えれば体も変わり、長打もどんどん出るのではないか。巨人にいないタイプで楽しみな存在だ」
とコメントしました。
試合でのバッティングから上記で紹介したようなコンパクトにミートする技巧派のように思われますが、今現在から秋広選手の打者としての方向性を無理に決めなくては良いでしょう。
体が大柄だからといって無理に長距離打者を目指す必要はないです。
これからの練習で自分に合ったバッティングスタイルを身につけていったほしいところです。
秋広優人選手は高校時代に投手もこなしていた?
そんな打者として大きな存在感を放った秋広選手でありますが、実は彼は高校時代は野手だけでなく投手としても活躍していたのです。
秋広選手は千葉県船橋市出身で船橋ボーイズ、江戸川ボーイズから兄の影響もあって二松学舎大学附属高校に進学しました。
1年秋から一塁手のレギュラーを獲得し、2年秋からは投手もつとめました。
甲子園を経験することはなかったものの、投手として最速144キロ、打者としても通算23本塁打を誇ります。
2020年夏の東京大会(独自大会)では5試合中4試合に先発として登板するなど、チームの投打の柱として投打で活躍しました。
投手として140キロを超すスピードボールを投げれるだけあって身体能力は非常に高いです。
この高い身体能力と高校時代に行った投手としての体力作りや、段階を踏んだ土台固めが線が細いながらも故障を生まず、ハードな練習に耐えうる身体そして、打者にも生きる強靱な足腰を作り上げてきたのでしょう。
まとめ
まだまだキャンプは始まったばかりでありますが、秋広選手は紅白戦の成績を見込まれてさっそく1軍キャンプに昇格しました。
1軍と2軍では当然投手のレベルも異なるし、結果を残さなければすぐに2軍に落とされてしまうため、秋広選手に大きな壁が立ちはだかるかもしれませんが、彼の計り知れないポテンシャルで乗り越えていってほしいところです。
開幕1軍は厳しいかもしれませんが、今シーズン彼を1軍の試合で見ることができることを祈っています。
これから秋広選手の打者としての成長を見守っていきたいですね。