海外の野球ファンからも評価が高い、日本プロ野球の応援。
国内ではうるさい、嫌い、という方も中には居ますが、日本の伝統とも言っていいプロ野球の応援が、コロナウイルスの影響で今年は見られない可能性があるようです。
太鼓や楽器など鳴り物応援が出来ない訳とは?全世界で猛威を振るうコロナウイルスが、プロ野球のいつもの光景にまで脅かすこととなってしまいました…
応援の禁止事項が発表
NPBの斉藤惇コミッショナーは3月12日に行われた「新型コロナウイルス対策連絡会議」の中で、応援の禁止事項を発表しました。
応援に関して、「応援歌の合唱」、「鳴り物使用の応援スタイルの変更」、「観客同士のハイタッチなど接触の禁止」を確認しました。
感染リスクを伴う具体的なものとしては
・ジェット風船を飛ばす
・肩組みや飛び跳ねたりなど集団での動きの伴う応援
・立ったり座ったりを繰り返す集団での動きの伴う応援
・指笛の応援
・トランペット・ホイッスルなどの鳴り物応援
・メガホンを打ち鳴らしての応援
・ビッグフラッグの応援
・観客のハイタッチ
・両手をメガホン代わりにした大声での応援
・フラッグ応援
などが挙げられました。
また、最新情報として、4月24日の開催を目指していたプロ野球ですが、試合日程を白紙にすることを発表しました。
応援の禁止、日程の白紙などプロ野球ファンにとって、まだまだ我慢の時期が続きそうです。
観戦ルール、各チームの対応
NPBの発表以前に、阪神は2月にオープン戦でジェット風船を使った応援の自粛を球団公式サイトなどで呼びかけています。
球団は「感染経路が不明な点がある。リスクを軽減したい」と説明しています。中日も同時期にオープン戦、練習試合でジェット風船使用の自粛を求めています。
今後、他のチームも公式サイトなどを通じ、随時発表していくのではないでしょうか。
広島などはNPBの発表が発表した、「立ったり座ったり…」のスクワット応援が有名なチーム。
これも出来ないことが発表されましたので、仮に開催が出来たとしても、各球場の名物応援が消えてしまうことは間違いありません。
応援スタイルの変更を
ほぼ、今までの応援が出来ない現状ですが、ここでは参考になるものとしてメジャーリーグの応援スタイルをご紹介します。
メジャーでは日本のプロ野球のように、外野席に陣取る応援団は存在しません。
またトランペットなどの鳴り物も無く、メジャーのファン達は個々に応援するスタイルで観戦を楽しんでいます。
勝ち負けはさることながら、プレーの1つ1つに歓声やブーイングを飛ばし、ゲーム全体を純粋に堪能しているのがメジャー流。
日本のように応援歌など、言ってみれば「台本」や「セリフ」といったものが皆無です。
プロ野球で日本流の応援が無くなってしまうのは残念でありますが、野球の楽しみ方、観戦方法などを、ファンに委ねた気軽なスタイルもありかもしれません。
応援スタイルの幅を広げる、そんな機会になってくれればと思います。
もちろん、禁止事項は守った上でのマナーある行動が大事になります。
まとめ
プロ野球は3月12日に行われた「新型コロナウイルス対策連絡会議」の中で、応援の禁止事項を発表しました。
また、先日には試合日程の白紙も発表。
まだまだ我慢の時期を過ごすことになります。
阪神、中日などは「ジェット風船」での応援自粛を呼びかけ、今後も各チーム対応に追われることになりそうです。
日本流の応援が出来ないため、メジャーリーグのスタイルを参考にするのもありかも。もちろん禁止事項は守った上で。
ほとんどのスポーツが中止、延期などコロナ騒動の渦にいます。収束時期も現在までに不明と、先の見えない状況ではありますが、とにかく今は我慢…、我慢。