読売ジャイアンツ

岡本和真の成長の軌跡!覚醒できた理由は?

2018年、2019年と2年連続で30本以上の本塁打を放ち、今や押しも押されもしない巨人の4番、岡本和真選手。

巨人の生え抜き右打者で2年連続30本塁打以上を達成したのは、原監督以来33年ぶりの快挙。「若大将」の名を継ぐ選手になりつつあります。

読売巨人軍第89代4番岡本和真の実力奈良県五條市で育ち、高校は強豪智弁学園出身の岡本和真。 身長185cm、体重96kgの恵まれた体格、構えは神主・右のスラッ...

この記事では、岡本選手の高校時代や、プロ入団後の打棒覚醒、さらには結婚情報まで紹介します。

【岡本和真の高校時代とドラフト】

岡本選手の名は中学時代から全国区。中学3年時にはシニアリーグ日本代表として全米選手権に出場。右肘剥離骨折という状態でありながら4番をつとめ、打率5割超えで優勝に貢献しました。

その後、岡本選手は智辯学園高校に入学。1年春からベンチ入りし、秋には4番の座につきました。長打を量産し、高校3年間で積み重ねた本塁打数は73を数えました。

そして迎えた2014年のドラフト会議。岡本選手は巨人から単独1位指名を受けました。

ところで、高校屈指のスラッガーである岡本選手が、なぜ複数団競合ではなく単独指名だったのでしょうか。

じつはこの年のドラフト会議の目玉は、即戦力右腕の早稲田大学・有原航平投手と、最速157キロ右腕の済美高校・安樂智大投手の二人でした。

彼らの前評判があまりに突出していたため、岡本選手への注目度2番手クラスだったのです。

さらに、岡本選手が一塁手だったことも、スカウト陣の評価を下げました

各球団、一塁手であれば外国人で済むと考えていたわけです。

そのようななか巨人だけは、岡本選手は一塁だけでなく三塁も守れると判断。当時の巨人・山下スカウト部長は、次のようなコメントを残しています。

「岡本のパワーはまさに高校生離れ。本塁打の角度がいいし、将来的に三塁手として鍛えたい選手ですね」

こうして巨人は、岡本選手を単独1位指名で獲得できたのでした。

【岡本和真の覚醒】

岡本選手は、プロ入り後の3年間はほぼ2軍暮らしでした。

しかしプロ入り4年目となった2018年から、巨人の主砲へと変貌を遂げます。

岡本選手が覚醒した裏には、2人の指導者による支えがありました。

2018年の春季キャンプ。二岡打撃コーチは、岡本選手に対してグリップの位置を下げるようアドバイス。

この二岡コーチの指導により岡本選手は、肩から力が抜けた自然なフォームを獲得。

オープン戦では4本塁打、15打点と12球団トップの数字を残しました。

そして、前年まで正一塁手だった阿部現2軍監督からその座を奪い、一塁手として開幕を迎えたのでした。

ペナントレースでも岡本選手の打棒は爆発。5月までで本塁打9本、打率.332を残していました。

6月2日、岡本選手は巨人の第89代4番として起用されます。

読売巨人軍第89代4番岡本和真の実力奈良県五條市で育ち、高校は強豪智弁学園出身の岡本和真。 身長185cm、体重96kgの恵まれた体格、構えは神主・右のスラッ...

その後も結果を出し続けた岡本選手でしたが、大きなピンチが訪れます。6月26日のカープ戦から7月5日のDeNA戦まで、32打席無安打という長いトンネルに入ってしまったのです。

高橋由伸監督(当時)は、この間も岡本選手を4番で使い続けます。

チャンスでも凡退し続ける4番の復活を、高橋監督は腕組みしてじっと待ちました。この間、チームは3勝6敗と大きく後退していました。

しかし、止まない雨はありません。

7月5日の第2打席、ついに岡本選手はレフトにタイムリー二塁打を放ち連続無安打にピリオドを打ちます。

その後は本塁打を量産し続け、33本塁打、100打点という巨人の4番に相応しい成績で2018年シーズンを終えました。

ところで、高橋監督は6月2日に岡本選手を4番に起用した際、次のようなコメントを残していました。

「結果が出ないからといって4番を外して、逃げさせることは簡単かもしれない。でも、岡本は4番になったら絶対に逃げさせない。たとえ壁にぶつかっても、その壁を自分の力で乗り越えない限り、本当の4番にはなれない」

このように岡本選手は、二岡コーチによる的確な打撃フォーム矯正と、高橋監督による信念の4番起用により、大きく覚醒することができたのでした。

翌2019年シーズンも、岡本選手は前年の好調を維持。他チームからのマークが厳しくなる中、31本塁打、94打点をマークしました。

今年も4番としての数字を残してくれるはずです。

【岡本和真の結婚】

2016年12月25日、岡本選手は2歳年上の一般女性(当時22歳)と結婚しました。

2人は2014年の夏の甲子園で出会い、巨人入団後に彼女が勤務している都内の化粧品会社で再会。2015年12月に交際がスタートし、1年後に結婚となりました。

2人の結婚式は、東京ディズニーランドホテルで行われました。東京ディズニーランドホテルでの結婚式は、シンデレラ城で挙式し、披露宴はホテルでという夢のようなプログラム。素敵な思い出になったことでしょう。

結婚後、岡本選手は次のようにコメントしています。

「結婚をして、責任感が増してきました。より野球に集中できる環境になりましたので、1軍でしっかり結果を出せるように頑張りたいと思います」

この言葉どおり、岡本選手は結婚2年目の2018年、大ブレイクを果たしました。まさに有言実行です。

ところで岡本選手は、高校3年時の夏の甲子園において、初戦となる三重高校戦でバックスクリーンに本塁打を放っています。

じつはこの試合前日、岡本選手は、中学時代に橿原磯城リトルシニアでチームメイトだった鍬原拓也投手(現・巨人)から、電話で「打てよ」と激励を受けました。岡本選手は「第1打席でバックスクリーンに放り込みますから」と返答。

後日、岡本選手の本塁打を知った鍬原投手は「本当に打ちよった」と絶句したそうです。岡本選手の有言実行は、結婚前の高校時代からすでに始まっていたようです。

また、岡本選手はドラフト1位指名をされた際、次のようにも語っています。

「球界を代表する選手になるのが目標です」

この大きな目標も有言実行となるのか、今後の岡本選手から目が離せません。