広島東洋カープの4番、鈴木誠也外野手はシーズンオフに、オリンピック日本代表に選ばれたこともある元新体操選手で現在はスポーツキャスターとして活躍する畠山愛理さんと結婚し、2020年シーズンは結婚後初のシーズンということもあり、さらなる飛躍が期待されています。
今回は、そんな鈴木選手のすごさを紹介するとともに、今シーズンの成績(打率、本塁打数)
を予想してみたいと思います。
1.走攻守、全てが一流
まず最初に、鈴木選手の打撃、走塁、守備面での数字について見ていきたいと思います。
打撃面から見ていくと、打率が2016年から昨シーズンまで4年連続で3割を超えていることに加え、本塁打数は4年連続で25本を超えているという驚異的な結果となっており、1年残すだけでも凄いと言われる数字を4年も連続で出し続けているということになります。
また、打撃でどれだけチームの得点増加に貢献したかを示すwOBAの値は平均的な水準が3.30で、3.90でもリーグ5位に入れる数値となっている中で、昨シーズンは4.44を記録し、2位の巨人坂本勇人内野手の4.24に大差をつけて勝利しており、鈴木選手の打撃がチームにとって欠かせないものであることがわかります。
次に走塁面に関して見ていくと、2016年、2017年は15盗塁以上、2018年は下半身の故障の影響もあってか数が落ちていますが、2019年は25盗塁と、50m、5.8秒の俊足を生かした走塁でチームに貢献しています。ただ、盗塁の成功率は6割程度と物足りない部分があり、鈴木選手の数少ない課題と言えるのではないでしょうか。
次に、守備面に関して見ていくと、2019年のデータになりますが、守備率.982、守備範囲の広さを示すRF(レンジファクター)1.83というトップクラスの数値を記録しており、足の速さを生かした正確な守備を見せていることがわかります。
また、補殺数(簡単に言うとレーザービームを決めた数)はリーグ2位タイとなる6で、最速148km/hとも言われる強肩で何度もチームのピンチを救っていることがわかります。
ここまでの話で、鈴木選手は、打撃、走塁、守備、全てにおいてトップクラスの実力を誇る選手であることがお分かりいただけだのではないでしょうか。
では、最後にそんな鈴木選手の今シーズンの成績を予想していきたいと思います。
2.鈴木選手の今シーズンの打率と本塁打数を予想!
序盤に鈴木選手は4年連続で打率3割超えを達成していることを紹介しましたが、今シーズンの打率を予想する上で過去4年間の打数とその年ごとの打率に注目し、以下にまとめました。
2016年 打数466 .335
2017年 打数437 .300
2018年 打数422 .320
2019年 打数499 .335
既にお気づきかもしれませんが、2019年は最も打数が多いにも関わらず最も高い打率を残しています。本来、打数が増えすぎると打率は下がる傾向にありますが、その中で打率が上昇しているということは、このまま順調にいけばさらなる打率アップが期待できるということなのではないでしょうか。
また、2016年と2019年は同じ打率ですが、出塁率は2016年が.404なのに対して、2019年は.453となっており、選球眼に磨きがかかってきていることから、今シーズンは昨シーズンと比べてさらに大幅な打率の上昇が見込めると考え、今シーズンの打率は.345~.355になると予想します。
次に本塁打数ですが、過去4年間の記録は以下の通りです。
2016年 29
2017年 26
2018年 30
2019年 28
この記録を元として、打率が昨シーズンより高くなると仮定すると、本塁打数も増えることが考えられるため本塁打数は30~40本と予想します。
3.まとめ
•鈴木選手は打撃、走塁、守備、どれをとっても超一流の選手。
•筆者は、鈴木選手の今シーズンの打率は.345~.355、本塁打数は30~40本であると予想する
走攻守揃った選手の証、トリプルスリーを狙える実力を持つ鈴木選手から今年も目が離せません!
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